ジャンガラ奉納

 本日、8月18日国指定重要無形民俗文化財「平戸のジャンガラ」が当博物館にて奉納されました。
 
 ジャンガラはお盆頃における年中行事で念仏踊りの系統とされている。平戸島内の10地区に伝承されるものは、平成9年(1997)に重要無形民俗文化財に指定された。平戸のジャンガラについて、その起源は、平戸島南部にある志々伎(しじき)神社の神田領民が行った豊作祈願に、田楽と仏教の影響が加わったものとされる。平戸のジャンガラは簡素な衣装や楽器、「ホーナーゴー・ホーミーデー」(穂が長く、穂が実れ、との意)を繰り返す節まわしや、踊りのシンプルさから、古い時代から受け継がれたことがわかる。平戸のジャンガラは、江戸時代には城内御殿の藩主等の前面前で披露される年中行事であった(平戸城下での奉納は旧暦7月18日)。



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