松浦家の雛まつり

 当館の雛人形は、文化5年(1808)に寛政の改革で有名な松平定信の娘秦姫が、松浦家第35代熈(ヒロム)に輿入れになるときに持参されたものです。2対の人形類(古今雛)に梨子地に金の蒔絵で松竹梅が施された化粧道具・飲食具・文房具・遊戯具など100点にも上る雛道具は大変豪華で精緻なものです。現在では女の子が生まれて雛人形を揃えますが、江戸時代には花嫁道具のひとつに雛人形・雛道具があり、特に大名家などでは実際の花嫁道具と同じくミニチュアの雛道具が持参されました。
 下記の期間で展示致しておりますのでお誘い合せご来館下さい。
       
           記

  展示期間:平成25年1月11日(金)〜4月3日(水)
  開館時間:8:30〜17:30
  入場料:通常入館料 大人500円/高校生300円/小中学生200円 

 また、来年の雛まつり期間中当館の雛人形・雛道具一式は、東京にて展示公開される予定になっております。

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