特別企画展『平戸と家康・按針』展開催のお知らせ

 慶長18年(1613)イギリス船クローブ号がイギリス王国の書簡を携え平戸に入港すると、すでに徳川家康の外交顧問となっていたウイリアム・アダムス(三浦按針)の同行のもと、イギリス人一行は家康に面会し、通商の許可を得、平戸にイギリス商館が設置されました。
 イギリス商館は江戸、駿府、京都、大坂、長崎に商館員を派遣し取り引きをおこないますが、日本で一番の売れ筋であった中国産の生糸・絹織物の確保に手間取り、結果対日貿易による売上利益が伸び悩み、元和9年(1623)平戸イギリス商館は閉鎖されることになります。
 10年間という短期間でしたが、イギリス貿易は西欧の物資や文化、技術等、平戸を通して日本に多くのものを与えました。
 そこで平戸イギリス商館設置400周年を記念し、特別企画展『平戸と家康・按針』展を開催致します。
 皆様のご来館をお待ち致しております。


  開催期間 : 平成25年5月18日(土)〜6月16日(日)
  開館時間 : 8:30〜17:30
  観 覧 料 : 通常の入館料



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